調査概要:ミドル世代765名が回答
この調査は、ミドル世代(35歳以上)専門の転職サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)のユーザーを対象に、2026年5月11日から2026年7月14日にかけてインターネットアンケート形式で実施され、765名から回答を得ました。
半数以上が転勤経験あり、単身赴任の割合は76%!
「これまでに転勤をしたことはありますか?」という質問に対し、半数以上の55%が「ある」と回答しました。特に年収が高い層ほど転勤経験の割合が高く、年収1000万円以上の層では77%に上ります。職種別では「コンサルタント系」が最も転勤経験者が多く、75%を占めています。

さらに、転勤経験がある方に「転勤の際は単身赴任をしましたか?ご家族揃って転居しましたか?」と尋ねたところ、驚くべきことに76%が「単身赴任をした」と回答しました。家族揃って転居した方は約4人に1人に留まり、多くのミドル世代が家族と離れて生活している実態が浮き彫りになりました。

35%が転勤をきっかけに退職を検討
転勤経験者のうち、35%が転勤をきっかけに退職を考えたことがあると回答しています(実際に退職した人も5%含まれます)。具体的なエピソードには、金銭的・精神的な負担、家族の状況(妻の妊娠や子どもの進学など)が挙げられました。
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「2拠点生活は思っている以上にお金がかかり、寂しさもあった。いつ戻れるかも分からず、辛かったため退職を考えた。」(40代女性)
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「妻が第三子を妊娠していたため、負担になると思い退職を考えた。」(40代男性)
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「転勤により、金銭的・時間的に帰省が困難になったため、実際に退職した。」(40代男性)
一方で、「自宅から通える範囲内での転勤だったため」「仕事のキャリアアップにつながる業務だったため」といった理由で退職を考えなかった人もいます。
転勤先は国内では「東京都」、海外では「アメリカ」が最多
転勤期間については「1年~3年程度」(32%)が最も多く、転勤回数は「1回」(27%)が最多ですが、「5回以上」(26%)も僅差で続く結果となりました。30代でも約4人に1人が5回以上の転勤を経験しており、複数回の転勤が珍しくないことが分かります。
転勤先として多かったのは、海外ではアメリカ(10%)、国内では東京都(35%)でした。転勤して良かった場所のエピソードとして、以下のような声が聞かれました。
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「アメリカ・ニューヨークで、普段は知り合えないような人と仕事をすることができたため。」(40代男性)
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「東京都:日本の中心で時間の流れも早く、仕事をしていて楽しかった。扱う数字も大きく、貴重な経験ができた。」(40代男性)

転勤経験のメリット・デメリット
転勤を経験して「良かったこと」の最多は「知らない土地・環境を知る機会になった」(67%)でした。新しい環境での経験が、自身の成長や視野の拡大につながると感じている人が多いようです。
- 「新たな刺激は認知能力の向上につながるうえに、体験談として語れる知性にもなった。何事も経験あってこその現在だと思う。」(40代男性)
一方で「良くなかったこと」の最多は「単身赴任で家族と離れ離れになった」(41%)でした。特に子育て世代からは、子どもとの時間や成長を見守れないことへの寂しさや、パートナーへの負担を心配する声が聞かれました。
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「当時2歳の子どもと離ればなれになり、妻がワンオペ育児になってしまった。」(50代男性)
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「娘が小学生の時に単身赴任が始まり、自宅に戻った時には高校生になっていた。すでに親離れしており、少し寂しさを感じた。」(60代男性)
注目すべきは、「退職のきっかけになった(退職した)」という回答が、若い年代ほど高い傾向にあることです(30代:46%、40代:25%、50代:16%、60代以上:11%)。これは、若い世代ほど転勤に対する抵抗感が大きいことを示唆しているかもしれません。

今後の転勤辞令、半数が承諾の意向
「今後、転勤の辞令が出た場合、どのように対応しますか?」という質問に対し、家族で赴任する場合は半数、単身で赴任する場合は68%が「承諾する」または「条件付きで承諾する」と回答しました。多くの人が、自身の成長機会として転勤を前向きに捉える傾向があるようです。
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「いくつになっても勉強したいため、与えられた状況を無駄にすることなく、人生に活かしたいという気持ちが常にある。」(50代男性)
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「海外での単身赴任を経験したことで、転勤をそれほどネガティブに捉えなくなった。むしろ、自身の成長機会となるような事案であれば、条件付きで前向きに考えたい。」(50代男性)
しかし、「条件に関係なく拒否する」や「退職を検討する」と回答した人も一定数います。その理由としては、子どもの成長や親の介護、家族との生活を重視する声が多く聞かれました。
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「子どもがまだ独り立ちできる年齢ではないため。」(40代男性)
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「家族はすでにそれぞれのライフスタイルを確立しているため、家族帯同での赴任を強要されるのであれば、躊躇なく退職する。」(60代男性)

転勤はキャリアと人生の選択肢の一つ
今回の調査から、ミドル世代にとって転勤・単身赴任は、キャリアアップの機会となる一方で、家族との関係やライフプランに大きな影響を与えることが分かりました。特に単身赴任の割合が高いこと、そして転勤が退職を考えるきっかけになることも見逃せません。
もしあなたが今、転勤の可能性に直面している、あるいは将来のキャリアを考えているのであれば、この調査結果を参考に、自身の価値観やライフプランと照らし合わせてみてください。転勤は、あなたのキャリアを広げるチャンスにもなり得ますし、時には新たな働き方や転職を考えるきっかけにもなります。
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